さこだ歯科医院では、快適な噛み心地を実現する、歯科先進国ドイツの高機能部分入れ歯「テレスコープ義歯」をおすすめしております。
テレスコープ義歯は、入れ歯治療の先進国・ドイツで100年以上前に考案された、歴史のある部分入れ歯です。
一般的な部分入れ歯は、金属のバネで周囲の歯に固定して装着しますが、これによって健康な歯に負担がかかり、歯の寿命を縮めてしまうというデメリットがあります。
テレスコープ義歯は、歯を削り、金属の「内冠」を被せ、そこへさらに義歯を被せるという治療法。「テレスコープ(ドイツ語で【はめ込み式の】という意味)」の名の通り、はめ込み式機構を持ち、一点に負担をかけないため、健康な歯を長持ちさせることが可能です。
当院では内冠にゴールド素材を使用しています。生体親和性がよく金属アレルギーになりにくい点、適合性に優れる点が大きな特長で、様々な症例に対応可能です。
テレスコープ義歯には一般的な入れ歯にはないすぐれた5つの特長があります。
特長1 | 自然な見た目 |
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入れ歯の固定に金属のバネを使用しないため、入れ歯を装着していることが分かりにくく、自然な見た目を実現できます | |
特長2 | 快適な噛み心地 |
土台となる内冠に外冠(義歯)をぴったりはめ込む方式のため、金属バネ方式よりもしっかり固定され、食事でずれることがなく快適に噛むことができます | |
特長3 | 自然な装着感 |
テレスコープ義歯は全体を薄く小さく製作できるため、装着時に感じる異物感や違和感があまりありません | |
特長4 | 健康な歯に負担をかけない |
金属のバネで健康な歯に固定する方式ではないため、残っている歯に余計な負担をかけずに済みます | |
特長5 | 外れにくいが、着脱は自在 |
テレスコープ義歯は確実に固定するため自然に外れることはありませんが、着脱は任意で簡単に行えるため、いつも清潔さを維持できます |
残っている歯の状態に合わせて、3種類のテレスコープ義歯からご提案させて頂きます。
尚、咬合診断は保険適応外で患者様の状況により異なりますが40,000~50,000円(税込)の診断料がかかります。
リーゲルテレスコープ
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概要 |
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「リーゲルテレスコープ」は、閂(かんぬき)のような機構で義歯を固定するタイプのテレスコープ義歯。留め金を開閉することで、入れ歯を着脱します。 |
メリット | デメリット |
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レジリエンツテレスコープ
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概要 |
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「レジリエンツテレスコープ」は、片顎4本以内の場合に適応されるテレスコープ義歯。残存歯で入れ歯を支えるのではなく、粘膜で入れ歯を支え維持します。 |
メリット | デメリット |
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コーヌステレスコープ
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概要 |
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「コーヌステレスコープ」は、金属のバネではなく内冠と外冠の二重冠のはめ込みによって入れ歯を固定するテレスコープ義歯です。 |
みなさんは咬み合わせが全身に影響を及ぼすことをご存じでしょうか?
口を開けるときに音がする、痛むなどの顎関節症のイメージは比較的想像しやすいかも知れません。
しかし、頭痛やめまい、肩こり、腰痛、坐骨神経痛、手足の関節の痛みや痺れなども、実は咬み合わせが深くかかわっているのです。
就寝時の歯ぎしり、食いしばり、歯列の乱れや虫歯、歯周病などによって、お口の筋肉バランスが崩れていくと周囲のそれを支える筋肉にも影響を及ぼします。
それが繰り返され気づかないうちに全身に症状を来すようになっていくのです。
当院では義歯を作成するうえで、患者様の咬み合わせを第一に考えています。今の入れ歯に満足していない方や、様々な症状でお悩みの方は、まずはご相談ください。
プラスチックの義歯(保険適応)
- ・入れ歯が外れやすい
- ・義歯と歯肉の間に食べ物のかすが入りやすい
- ・周囲の歯に負担をかける
- ・金属アレルギーがある患者様には使用できない
- ・金属のバネがむき出しのため、審美性に欠ける
- ・調子が悪くなると作り直しになる
テレスコープ義歯(保険適応外)
- ・しっかりと固定されるため、固い物でもしっかり咬むことができる
- ・周りの歯への負担が少ない
- ・親和性に優れており、付け心地が保険適応のものと比べより自然になる
- ・審美性にも優れている
- ・一咬合一生涯という考えのもと、修理を行いながら長く愛用できる
テレスコープ義歯は見た目の良さだけでなく、一本あたりの歯にかかる負担を軽減し、機能面も考慮して考えられた優秀な義歯です。
ここで重要なのは、咬み合わせの位置、咬み合わせたときの圧力や顎の微妙な動きを医師がしっかりと把握し、本当の意味で患者様に合った義歯を作成することです。
これがおろそかになると、付け心地が悪く修理が頻繁に必要になったり、全身へ影響を及ぼすことにもつながりかねません。
当院では、テレスコープ義歯を作成するにあたり下記の流れで咬合診断を行っております。
まず患者様のお口の中の上下の歯の型を取らせていただきます。
患者様1人1人に合わせて模型を作り、実際に嚙み合わせた際に違和感の内容に設計を行います。
フェイスボウトランスファー(※)により、上の歯の位置決定をします。
※「フェイスボウトランスファー」とは
フェイスボウトランスファーとは、患者様の顎の関節と上顎の位置をとり、噛み合わせた時の圧力や、顎の微妙な動きなどを細かく把握することができる器具です。詰め物・かぶせものといった補綴物を作る際、こちらの器具を使用することで、複雑な顎の動きも正確に再現することができ、患者様のお口の状態に合わせた詰め物やかぶせものを作ることができます。
顎の正しい位置の採得と側方、左右の正しい位置の採得をします。
正面、上下、左右の計5枚、口腔内写真を撮影します。
全身、顔面、正面、左右の計4枚の写真を撮影します。
以上が当院の咬合診断の流れになります。
診療は治療を行っただけで終わりではありません。
治療後のメンテナンスにより長く健康を保つことが大切なのです。
治療後の不明な点や、治療後のスケジュールに関してもお話しさせていただきますのでご安心ください。
なお治療のご意向がなく、手順についてのご質問やご相談のみのお問い合わせは受け付けておりません。
ご了承いただきますよう、よろしくお願いいたします。